Aporia

ブログ移転しました。

本の感想

『エシカルワークスタイル 自分にも人にも優しい働き方を考えてみる』(池田晃一著、日経BP)読了

この前『ANTHRO VISION』という、かなり読み応えのある本を読んだので、今回は、そこまで重たくなさそうなトレンドの話題で、さらっと読めそうな本を図書館で借りてみました。 (前回の感想はこちら。全力でお勧めします) 『ANTHRO VISION (アンソロ・ビジ…

『ANTHRO VISION (アンソロ・ビジョン) 人類学的思考で視るビジネスと世界』(ジリアン・テット著、土方奈美訳、日本経済新聞出版)読了

「今年読んだ中で一番面白い本」の最有力候補作と出会いました。 フィナンシャル・タイムズ(FT)誌のトップジャーナリストであり、ケンブリッジ大学出身の社会人類学者であるGillian Tett氏が記した本です。 日本語版は2022年1月初版。 まえがきの「コロナ…

『ローカリズム宣言 「成長」から「定常」へ』(内田樹著、デコ)読了

2018年出版の本です。 『TURNS』という、U/I/Jターン希望者向けの雑誌に、ウチダ先生が寄稿した記事をもとに加筆した本、だそうです。今回も図書館で借りました。 タイトルが面白そうだったので手に取ったら、大好きな内田樹氏の本だったという、運命の出会…

『フルキャリマネジメント 子育てしながら働く部下を持つマネジャーの心得』(武田佳奈著、東洋経済新報社)読了

2019年出版の本。 図書館で借りて読みました。 著者は、野村総合研究所のコンサルで ご自身も「フルキャリ」です。 すごく面白い本でした。 なぜこの本を今読んだのか。 私は、前に勤めていた会社で 子育てしながら働く部下を 持っていました。 私自身も子育…

『人を動かす2──デジタル時代の人間関係の原則』(D.カーネギー協会編、片山陽子訳、創元社)読了

コロナ禍ですっかり引きこもり、本の虫。 私は、数年前から タイトルと著者は知ってるけど 自分では読んだことのない 「名著」を読む活動 をしています。 サンデル教授とか aporia.hatenablog.jp 最近では川端康成『雪国』とか 谷崎潤一郎『春琴抄』などを読…

『バブル 日本迷走の原点』(永野健二著、新潮社)読了

永野健二著『バブル 日本迷走の原点』を読みました。 私の冬休みの課題図書です。 (上は文庫版です) 日経新聞の記者だった著者が 当時の取材経験を基に バブルの時代を生々しく描いています。 私は1980年代前半生まれ。 バブルの「うまみ」を全く享受する…

『諦める力』(為末大著、プレジデント社)読了

為末大著『諦める力』を読みました。 2013年と少し古い本ですが、Amazon Primeで。 この人の考え方、私は大好きです。 概ね、私も同じ思考をしています。 少し長いですが、いいな、と思った文章を抜粋。 そもそも世の中には競争自体をゲームのように感じてい…

『これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学』(マイケル・サンデル著、早川書房)読了

マイケル・サンデル著『これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学』を読みました。 初版は2010年5月(原著は2009年)。 10年前に大流行した本です。 今さら?と言われるかもしれませんが 図書館で借りて、今さら読みました。 ※上記リンク…

『いま君に伝えたいお金の話』(村上世彰著、幻冬舎文庫)読了

村上世彰著『いま君に伝えたいお金の話』を読みました。 Prime Readingはいいですね。個人的に啓発本は好きではないので、気になるタイトルがあっても、ちょっとお金を出すにはどうかな?と思ったりするのですが、そういう時にラインナップにあると助かりま…

『会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。』(青野慶久著、PHP研究所)読了

青野慶久著『会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。』を読みました。 グループウェアで有名なサイボウズの 代表取締役である青野氏。 ネット上ではたくさん発言されていますが、 意外と著書は少ないんですね。 ご自身でも育休を3…

『教養としてのテクノロジー AI、仮想通貨、ブロックチェーン』(伊藤穰一著、NHK出版新書)読了

伊藤穰一著『教養としてのテクノロジー AI、仮想通貨、ブロックチェーン』を読みました。 サブタイトルにある 「AI、仮想通貨、ブロックチェーン」の わかりやすい説明と、 今後の世界経済や人間社会に与える影響が 書かれている…と思って買って読んだのです…