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ブログ移転しました。

マイナンバーカードを作ってみた

このたび、マイナンバーカードを作ってみました。

 

マイナンバー制度そのものの是非に加えて

マイナポイントキャンペーンとか

口座を紐づける案とか

いろいろ賛否両論ありますが

 

制度を語り、批判する前に

実際にカード作って、使ってみないとね、と思い

少々手間がかかることを覚悟の上

手続きをすることにしました。

 

手間がかかるというのは…

通知カードは持っていたのですが

その時に付いていた交付申請書は

通知カードを切り取った際に

捨ててしまっていたからなんですね。

 

下のオフィシャルサイトに詳しく書いていますが

交付申請書を紛失している場合

「郵便による申請」一択になります。

交付申請書があればスマホやPCから

簡単に申請できるんですが。

 

www.kojinbango-card.go.jp


めんどくさそうですが、頑張りましょう。


上のサイトのリンクから改めてダウンロード。

記入自体は簡単です。

通知カードを持っていれば難なく埋められます。

 

しかし、マイナンバーカードは写真入りなので

写真の添付が必要です。

が、写真印刷に耐えられる性能の

プリンタが我が家にはないので

証明写真を撮る必要があります。

 

そういえばちょっと前に

資格試験を受ける時に証明写真撮ったなー

大して顔変わってないしあれでいいかなー

と思いつつ、改めて申請書を見てみると

写真サイズは4.5cm×3.5cm指定。

いわゆるパスポート用のサイズ。

 

いやーこれは意味がわからん。

パスポート用はパスポート用やろ。

 

でも、一人で文句を言ってても

いつまで経ってもカードは作れないので

大人しく証明写真を撮りに行きました。

 

少し話は変わりますが

証明写真機って、あまり使う機会がないので

普段気にして見ていませんでしたが

新しい機種はかなり進化してますね。

 

新型と思われる機械で撮ったのですが

撮り直しはもちろん、機械の画面上で

位置や色合いの補正ができました。

あくまでも個人的な印象ですが

写真屋で撮るのと遜色ないレベルに仕上がります。

 

あと、写真に定規って言うんですかね?

ここで切ると3cm、みたいな

目盛が写真の外側に印刷されていました。

定規ってすぐに出てこない文具なので

これは地味ですが便利です。

 

証明写真機って、スマホのカメラが進化して

ネット申請が普及しつつある現代でも

進化を続けてるんですね。

ちょっとした驚きでした。

 

申請に話を戻します。

送付用の封筒は

交付申請書のダウンロードページから

PDFでダウンロードできるようになっています。

 

宛先を見ると「地方公共団体情報システム機構」。

この組織で

全国一括して手続きをしているんですね。

へー(天下りの温床なんやろな)。

 

で、申請書を投函してから約1ヶ月。

文字通り「忘れたころ」にハガキが届きました。

「交付通知書」と書かれたハガキです。

市役所で受け取りできるようになったので

 

・交付通知書

・本人確認ができる書類

・通知カード を持って

・暗証番号を3つ考えてこい

 

と書いてあります。

 

暗証番号、パスワードは

英数字の組合せで6桁以上のものが1つと

数字4桁が2つ。

数字の2つは同じものでも構わない、とのこと。

 

受取は、役所の指定された窓口に行きます。

 

私の住んでいる市の市役所では

市民課の窓口だったんですが

住民票とか証明書発行の窓口とは離れたところに

別の窓口が、マイナンバー関連手続き専用として

設置されていました。

 

私が取りに行った時は、私含めて2人。

手続き用の窓口は4席設置されていたので

給付金申請で色々トラブってた時は

ここがいっぱいになって

順番待ちの列ができてたんでしょうね。

 

愛想の良い受付の方にハガキと免許証を渡し

しばらくすると

書類とカードを持ってきてくれました。

 

紙を渡され、考えてきた暗証番号を書かされます。

そしてタッチパネルでその暗証番号を入力。

その間、受付の方は

マイナンバーカードをカードライタに載せて

その場で何やら色々入力しています。

 

入力が終わったら

「紙は市役所では保存しないので

 持って帰って家で大切に保管してください」

とのこと。

 

うーん。

お年寄りはこの暗証番号の書いた紙を

印鑑とか通帳の閉まってある「大事箱」に

マイナンバーカードと

一緒に入れてあるんやろうなぁ。

そう思うと、セキュリティ面では

少し不親切かなぁ、という気持ちになります。

 

そして書類を渡されます。

ひと通り説明される、かと思いきや

暗証番号の有効期限が違うので

気を付けてください、と言われただけで

あとは書類を読んでもらって

わからないことがあったらまた聞いてください

的な、簡単な説明で終了。

 

そういえば、暗証番号を入力する前に

「カード作られるのは確定申告用ですか?」

と軽く聞かれたので、そうです

あとマイナポイントのキャンペーンがあるから

と答えましたが、これは

ちゃんとマイナンバーカードのことを

調べて作っているかの確認だったんだろうなと。

 

隣のお年寄りは、受付の方から

いろいろ話をされていたので

人によって対応を変えてるんでしょうね。

こういう簡略化は好感が持てます。

 

というわけで、めでたくカードを受け取りました。

受け取りに要した時間は15分ほど。

 

以上、私が経験した

マイナンバーカードの申請手続きから

受取までの流れでした。

 

交付申請書を無くしてしまっても

家にネット環境とプリンタがあって

平日に役所に行く時間が取れる方なら

特に問題なくカードを作れることがわかりました。

 

受取方法は自治体によって様々だと思いますので

不明点があれば問い合わせてみてください。

 

やっぱり、何事も経験してみないとね。