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組織について

組織がうまく回らない。

世の中のほとんどの経営者が

この悩みを抱えているんじゃないかと。

 

組織の理論としては

チェスター・バーナード氏による

組織の三要素が有名ですね。

 

・共通目的

・貢献意欲

・コミュニケーション

 

組織はこの3つから成立するもので

どれか1つでも欠けると

うまく機能しないよ、という話です。

 

でも最近、この理論はもう

ちょっと時代遅れなんじゃないかと

個人的には思っているわけです。

 

だって、どの会社もみんなやってるでしょう。

ビジョンとか中長期目標をちゃんと作って

「事業方針発表会」とかいって

社員を集めたりオンラインで繋いだりして

コミュニケーション取ってるでしょう。

 

工夫して色々やってるんですよ。ちゃんと。

でも、組織はうまく回らないんです。

 

当然です。

会社や職場に対する帰属意識

この20年近くで大きく変化していますよね。

そして、このコロナ禍です。

 

今までうまく回ってた。

テレワークのシステムもちゃんと用意していた。

なのに、7割在宅勤務が始まった途端に

管理機能不全に陥っている。

そういう組織は多いと思います。

 

反対に

上司はろくな指示を出さない。

部下は報告しない。

オンライン飲み会では愚痴だらけ。

でも、思ったよりうまく回ってる。

むしろ、離れているからこそ

方向性を再確認できて、結束がより固くなった。

そういう組織も結構あると思います。

 

2020年現在では

「三要素が満たされたら組織は回る」

という前提が、もう成り立たなくなっている。

そう言ってもいいと思います。

 

では、どうすればうまく回るのか。

残念ながら、その答えはわかりません。

わかったらノーベル賞もんですよね。

 

今回言いたかったのは

古い理論を盲目的に信じていると

手遅れになるかもしれませんよ

ということです。

 

理論を知ることは大事ですが

それが現代の考え方に合うのかを考える

そして

自分の会社や職場にあてはまるのか確認する

という作業も必要だと思います。