資格を馬鹿にする人は、大体その資格を持っていない説。
資格をバカにする人っているんですよね。
今までで一番たくさん見かけたのが
簿記3級をバカにする人。
(ここでは日商簿記の話をします)
「簿記3級は高校生でも受かる」とか
「簿記3級はお小遣い帳レベル」とか
「取っても何の役にも立たない」とか。
私は約10年前に簿記3級を受験、
なんとか一回で合格しましたが
その時に確信したのが
簿記3級をバカにする人は
簿記3級を受けたことがない人
だということです。
簿記3級に関して、よく聞くデマ3選。
「簿記3級は高校生でも受かる」?
確かにそのとおりです。
でも、社会人でも落ちる人は多いです。
日商簿記3級の合格率は
大体50~70%ですからね。
私が受験した時は、会場の7割くらいが
社会人と思われる人でしたよ。
あの全員が合格したとはまず思えない。
「簿記3級はお小遣い帳レベル」?
これは、私自身が言われました。
言ってきた人は、資産と資本の
区別がつかない人だったので
無視しましたが。笑
そもそも
仕訳(複式簿記)と
お小遣い帳(単式簿記)は
全くの別物です。
それすら知らない人が
簿記3級に受かるはずがありません。
「取っても何の役にも立たない」?
簿記3級の出題範囲には
掛け取引や減価償却など、
会社勤めをしている人でも
業種や職種によっては
知らないことも含まれています。
知識を持っているだけでも
間違いなく役に立ちます。
ていうか
現に私が中途採用をする時には
簿記を持っていない人よりも
3級でもいいので、持っている人を
優先しています。
同じくらいの評価の人が2人残った場合
1人が簿記3級を持っていて
もう1人が持っていなかったとしたら
持っている方を採用する、
ということです。
それなのに「役に立たない資格」とは
言えませんよね。
簿記に限らず、どんな資格にも文句を言う人がいる。
簿記3級を例に挙げましたが
他の資格でも、バカにする人はいます。
似たようなタイプで
見聞きしたことがあるのは…
・ITパスポートは一般常識レベル
・FPは誰でも受かる
・金融勤めなら証アナ持ってて当然
・行政書士は食えない
・税理士はコスパが悪い
・弁護士/公認会計士は実務に使えない
・どんな資格も3級、2級は無意味
本当に使えるのは1級から
などなど。
もう税理士、弁護士レベルの話になると
「いや、お前持ってないやん!」と
突っ込んで欲しいのかと。笑
その人にとっては
役に立たない資格なんでしょうし
取っても食えない資格なんでしょうね。
まぁ取れないと思うけど。
資格は自分が必要と思うものを取ればよい。
何故、今回こんな話をしたかと言うと
「なんか資格取っておいた方がいいですか」
と、若手社員から聞かれたからです。
若手社員はシステム担当ではないのですが
DXとかデータ処理関係に
興味があるらしいので
基本情報技術者を勧めておきました。
たぶんDXとかビッグデータ分析について
勉強するうちに
情報技術全般の知識不足を感じるので
必然的にそういう勉強もするでしょう。
ただまぁ、基礎的な知識があったほうが
初めからDXとかを勉強するより
理解も早いのかな、と思い
勧めたわけですが
それがないと仕事ができない資格以外は
自分が取りたいと思うものを
取ればいいんじゃないでしょうかね。
でも、そう言うと冷たいので
具体的な資格名を挙げておきました。笑
ま、あまり周りの人やネット上の意見に
左右されない方がいいと思います。
※私は応用情報技術者を持ってます。念のため。