お父さんはなぜテレビを観ないのか、子供に聞かれて考えた
私はテレビを観ません。
私はテレビを観ません。
正確に言うと、観てはいるんですが、それは妻や子供が観ているから一緒に眺めているだけで、自分からテレビのリモコンを操作して、電源をONすることはありません。
独身時代は8年間ほど、家にテレビのない生活を送っていました。なぜテレビがなくなったかと言うと、「全く観ないから」という理由です。
テレビを後輩に譲るまでの2~3年、おそらく一回も観てなかった、つまり、10年以上観てなかったかも、というぐらいテレビは観ません。
最近は「若者のテレビ離れ」なんて言うけど。
そんな私ですが、ここ数年は「若者のテレビ離れ」という言葉もよく聞くようになりました。やっと時代が私に追いついてきたな…なんて思っていたのですが。
去年ようやく、ネットがテレビ超えだそうです。このニュース読んで
10代も平均70分以上テレビ観てるのか!
と、逆に驚いた次第です。まぁたぶん若い世代は飯食いながら、親が観てるテレビを一緒に観てる、というか視界に入ってるだけなんでしょうけどね。
今朝、子どもに聞かれたのよ。
前置きが長くなりましたが、ここから本題。
うちの長男(もうすぐ6歳)が、今朝、唐突に聞いてきたんです。
「とうさんは、なんでテレビみんのん?」
うーん。いざ聞かれると難しいですね。ちょっと答えに悩んでいると
「おもしろくないん?」
これに対しては、すぐに答えました。
面白いよ。父さんもせっかくグルメとジョブチューン(※注1)は好きやし、洋ちゃん(※注2)大好きやし、サンドイッチマンとバナナマン好きやしね(※注3)、と。
※注1:子どもが好きな番組。
※注2:大泉洋。
※注3:華丸大吉とナイツも好き。
「じゃ、なんでもっとみんのん?」
いやー。子どもの質問というのは鋭いです。面白いと思うのに、なぜ観ないのか。確かにその通りです。矛盾してますよね。
子どもから学ぶ。
しばらく考えて父が出した答えは
テレビというのは面白過ぎるんよ。観てたら、あっという間に時間経ってしまうやろ?父さん、やりたいこといっぱいあるし、もっと長いこと寝たいし、毎日時間足りんなーと思っとんのに、テレビ観てしもたら、ほかのことできんようになるんよね。
というものでした。ついでに
だから父さんはYouTubeとかプライムビデオとかもあんまり見んし、ゲームも持ってないんよ。
と言いました。
今まで深く考えてこなかったけど、たぶん、そういうことなんでしょうね。面白いからこそ、観ないんです。本当に、子どもの視点にはいつも学ばされますね。
ちなみに父の回答を聞いて、長男は
「ふーん。はやくごはんたべようよ」
と言って、部屋から出ていきましたとさ。