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個人競技への憧れとメンタルヘルス

将棋は見るのも指すのも好きです。

(弱いです)

 

いちファンとしては

渡辺明二冠を

同世代として応援していましたが

藤井新棋聖、お見事でした。

 

プロ棋士の対局を見ていて

いつもすごいなぁと思うのは

対局が終わった後の感想戦です。

 

素人目に見ても

悔しいだろうなぁ

疲れているだろうなぁ

という時に

「あそこで銀じゃなくて桂を…」と

勝者と一緒に振り返るんです。

 

勝った側も「ウェェェイ!」と

言いたいところをぐっと堪えて

「桂かなと思ってたんですけどね…」

などと平然を装って答える。

これは、並大抵のメンタルではできません。

 

負けを認めるということは

チーム競技では比較的楽ですよね。

 

確かにいっぱいミスったけど

他のメンバーもミスってたし。とか。

確かに最後のPK外したのは自分やけど

後半に点とられてなかったら

そもそもPKまでもつれこんでないし。とか。

 

個人競技はそれができない。

言い訳できないですもんね。

 

私は昔からチーム競技ばかりやってきたので

なんか個人競技やっとけばよかったなぁ

などと、大人になってから時々思うのですが

 

いやいや、でも自分の子供の頃の弱さで

「責任はすべて自分にあります」と

言わなくてはならない状況に耐えられますか?

無理無理無理無理。

チーム競技にしといてよかった。

という結論に、いつも至ります。

 

もし、子ども達が将棋に興味を持ったときに

私を相手にして多少楽しんでもらえるように

勉強し直しておこうかな、と

ぼんやり考えている今日この頃です。