辞書を引くことの大切さ
「コロナ禍」←ちゃんと読めますか?
これを「コロナうず」と読んでいる先輩がいて
いつか社外で口走ってしまう前に
きちんと指摘してあげるべきかしら?
と、友人が笑い話半分で聞いてきました。
私も最近、似たような経験があって。
職場の人と飲みに行った時に
「ちょっとお酒にはうるさいですよ」っていう
風を吹かせている先輩社員が、店員さんに
「フジサイってある?」と聞きました。
店員さんが少し考えた後、
「すみません、置いてないですね」
と答えたところ
「そっか、あれ旨いのにな。残念。じゃあ…」
と、違うお酒を注文していました。
約30分後。
私が焼酎を飲もうとメニューを眺めていた時に
ふと目に入ったのが「不二才」の文字。
不二才って芋やんな~
麦、麦はどれや…
ん?
まさか。
さっき先輩が言ってた「フジサイ」って
この「不二才(ぶにせ)」のことでは…
仕事では上司部下関係なく
間違いはきちんと指摘するほうなんですけど
その時、先輩は別の人と盛り上がっていたので
ま、後でいいか…と。
そうこうしているうちに
私も見事に酔っ払ってしまい
結局スルーしてしまいました。
話は少し変わって。
昔、尊敬する先生から教わったこと。
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知らない言葉や読めない単語に出会った時は
必ず辞書を引く。
言葉の意味は、人には聞かない。
その人が間違っているかもしれないから。
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専門外の人でも理解できるように
文章を書いたり、説明したりするのが
IRとか経営企画の仕事の大半です。
辞書を引くことの大切さを教えてくれた
先生に、心から感謝しています。
余談ですが
先生はこんなことも言っていました。
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辞書を引いて、理解して
もう一度、同じ言葉に出会った時に
意味がすっと出てこなかったら
もう、その言葉を覚える必要はない。
「自分の語彙には必要ない」
と、頭が勝手に判断してくれている。
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改めて「コロナ禍」。
「禍」なんていう文字を使わなくていい時が
早く来ればいいんですけどね。
まぁ「コロナなべ」と
読まなかっただけ良しとしましょう。