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年末にカレンダーと手帳をばらまくのはもう止めないといけない。

この時期になると、「年末のご挨拶」と称して、取引先の担当営業とかお偉いさんがカレンダーや手帳を携えて、(用もないのに)会社にやってきます。

コロナ禍で多少数は減ったとはいえ、まだまだ年末の風物詩と言える光景です。

 

「いやいや年の瀬のお忙しいところお時間をいただきまして…」

 

本当にそう。忙しいんですよこっちは。

で、たぶん多くの会社でやっているのが、総務部のデスクの辺りに段ボール箱が適当においてあって、年末のご挨拶の時にもらったカレンダー、手帳をその箱にどんどん放り込んでいくシステム

箱には「ご自由にお持ちください」と張り紙がしてあるんですが、持っていく人はごく僅か。

 

師走も20日頃を過ぎると、箱が溢れそうになってきて2箱目が置かれたりして。

そして年明け、ひっそりと総務によって箱ごと捨てられるわけです。おめでとうございます。

 

確認です。

一個、確認させてもらってもいいでしょうか?カレンダーも手帳もこちらから「欲しい」って一回でも言うたことありましたっけ?

無駄。ほんまに無駄でしかない。

本当に必要な物なんやったら、自分で好きなデザインのやつ買います。「毎年好評をいただいてまして…」と、持ってくる会社もありますが、それ、お世辞ですからね。

 

口だけのSDGsはもうやめましょう。

日本のすべての企業がこの悪しき慣習を止めたら、どれだけの省資源になることでしょう。カレンダー屋さんも手帳屋さんも仕事がなくなるかもしれません。でも、厳しいことを言うようですが、前時代的な商売をやってる会社は淘汰されなければ、本当に日本は衰退していく一方です。

「そんな商売やってたら、死ぬよ」と言ってあげた方が、なんぼか親切です。

 

草の根活動をするしかないのか?

でも、5社中4社ぐらいは、こちらがいくら「手帳・カレンダーは結構です」と言っても、また来年も持ってきます。どうやら配る数がノルマになっている、クソみたいな会社もあるそうで。いやー、終わってますね。

 

ということで、私自身はもう受け取らないことにしています。今どきは流行に敏感な会社も多いので

「使わない量の手帳やカレンダーは受け取らないことにしてるんですよ~最近エコ関係うるさいでしょ~?」

などと適当なことを言うと「そうですよね~」と、何故だかホッとした表情で持って帰ってくれる方が多いです。

 

受け取ってはくれるけど誰も使ってくれないことは、相手の会社に頻繁に出入りする営業担当が一番知っています。

 

日本企業の皆さん、早く意識を変えましょう。