Aporia

ブログ移転しました。

2020年投資の振り返り

2020年の大納会が終わりました。

今年の反省をしてみます。

 

まず反省点として

いわゆるコロナショックで

株価が大暴落したタイミングに

上手く資金投入できたものの、

売り時を早まってしまったこと。

 

「日経225は16,500円が本来あるべき水準」

と、私は普段から言っているんですが

まさにその金額が2020年の底。

2020/3/19に付けたのが

ザラ場ベースでの最安値16,358円。

終値ベースでは16,552円でした。

 

2018年以降、ずっと高値水準だったので

原資の乏しい私にとっては

新規で銘柄を追加するのは難しいなー

早く下がらないかなー

と、キャッシュポジションを高めていたので

ここで一気に資金投入。

それは大当たりでした。

 

しかし、反省すべきはその売り時。

緊急事態宣言が明けた5月末。

日経225が22,000円を超えそうになった

タイミングで、すべて利益確定しました。

詳細は以下のとおり。

 

aporia.hatenablog.jp

 

6月にいったん21,500円まで調整が入った時は

読みは完璧!と思いましたが、

8月には23,000円台まで上がりました。

 

今考えると、夏が来て感染者数が減ることで

楽観ムードが出てくることは予測できたはず。

失敗です。

 

「株価は必ずしも実体経済を表すものではない」

 

今年何回聞いたかわからない常套句ですが

改めて、肝に銘じます。

 

良かったこともありました。

11月に日経225が24,000円を超えた時。

今までなら、ここで日和って

脱落してしまっていたところですが

トレンドに乗ってみよう!と

日経225に連動した動きをする銘柄に集中投資。

 

12月には26,500円の水準が常態化したので

そこそこ利益を出すことができました。

 

この時の気付きというか、自分なりに

今後ルール化しようかなと思ったのは

やはり好業績銘柄を選ぶことです。

 

全体的に上げ相場の時は

それまで安値をつけていた銘柄は

割安に見えてしまうのですが、

ちっともそんなことはなくて

「業績が悪い」という明確な理由があるから

株価は下がっていたわけですよ。

 

いきなり仕事の話になりますが

この辺はやっぱり企業の開示姿勢が

かなり改善されたことが

大きく影響してると思うんです。

 

前職の頃は、よくアナリストに

「御社は業績予想を保守的に見る傾向がある」

と言われる会社でしたが

IR担当としては、

それも一つの視点の提示なんです。

 

「お前の言ってる業績予想、

 鵜呑みにしたら全然違ったじゃねーか!」

と言うのは、言い訳なわけです。

アナリストを名乗るのであれば

自分の腕で分析しないといけないわけで。

 

ただ、さすがに同じ会社員として、

全く情報を与えないのは可哀想というか

フェアではないので、

「うちは保守的に見るんですよ」

という基本スタンスを、口に出さず、

結果として教えてあげているんです。

 

担当アナリストも、しっかりそこを汲んで

「通期予想を下方修正も、当社は保守的と見る」

などとしっかりレポートに書いてくれるわけです。 

いかにも自分たちの気付きのように。

 

そんな感じで、世の中のIRのレベルが上がり、

IR担当と機関投資家の信頼関係が

できあがってきたおかげで、

企業の業績予想が

ダイレクトに株価に反映されるように

なったんじゃないかな、と思います。

 

で、話を戻すと

やはり好業績銘柄は上がり方がしっかり。

業績の悪い銘柄は、

やはりトレンドに乗り切れない

動きをするんですね。

 

逆に言うと、好業績銘柄が下がった時は

相場全体として下降している、と。

 

では「好業績」とはどういう基準か?

は、来年の研究テーマにしましょう。

 

ということで2020年まとめ。

損切はだいぶ慣れてきたので

今度は利益確定のタイミングの

見極めが課題です。

 

2020年実現損益 +8.8%(株式投資のみ)

ホームラン銘柄 なし

ヒット銘柄 AGS(3648)

  買:670 売:940

アウト銘柄① ヴィレッジV(2769)

  買:1026 売:962

アウト銘柄② ミサワ(3169)

  買:743 保有中(2020/12/30終値:642)