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ブログ移転しました。

飲みニケーションってそんなに悪いのか?

飲みニケーションに反対する人が多いとか。

www.fnn.jp

 

自分が酒が飲めるからなのかもしれませんが

そんなに飲みにケーションって悪いのかな?

と、何とも言えない気持ちになる

昭和50年代生まれであります。

 

私と飲みニケーション①。

新卒で入った会社は

オフィスがものすごく静かで

休憩中もかなり喋りづらい空気。

仕事上の会話はあるけど

プライベートの会話なんて

ほとんどないまま、

入社して半年以上が過ぎました。

 

しかしある時、私がお酒が飲める

ということを知った上司が

社内の、飲み会が好きで

そんなに歳の離れていない先輩社員に

「あいつは酒が飲めるよ」と伝えてくれて

それから、社内の飲み会に

誘ってもらえるようになりました。

 

社内で話をしないだけで

実はみんな外で飲みに行ってたんですね。

ちょっとホッとしました。

 

若い社員が多い会社だったので

自腹を切ることがほとんどでしたが

先輩方が話しているのを

ふんふん聞きながら

社会人とは何か、仕事とは何かを

いろいろと知ることができたので

決して無駄な時間だったとは思いません。

 

私と飲みニケーション②。

転職して2社目に勤めた会社は

飲み会に関してはザ・昭和の会社

 

社員旅行こそありませんでしたが

歓送迎会、株主総会や年末の慰労会、

納涼会、忘新年会、研修後の飲み会、

労働組合の懇親会などなど…

本当に飲み会の多い会社でした。

 

さらに週に1、2回は

職場のおじさん達に誘われて、

融資を受けていた銀行のクラブ

(支店ビルの上にあるラウンジ)

で、飲んで食ってからの

おじさん連中行きつけのスナック。

 

上の人達がカラオケで気分よく歌って

ベロベロに酔っぱらうまで

20代~30代前半で独身だった私は

よく「付き合わされて」いました。笑

 

でも、そんなに嫌ではなかったです。

疲れている日、眠い日もあったし

明日彼女とデートなのに…とか

正直面倒に思うこともありましたが

 

まぁこれも仕事を円滑に進めるための

「飲みニケーション」だな、と

割り切っていました。

 

必要ではないかもしれないけど、あっても良くないですか?

勤め人は1日のうち、

寝る時間よりも

家族と共に過ごす時間よりも

もっと長い時間、会社にいるわけです。

 

その会社で一緒に働く人と

いい関係を築いておくことで

1日の大半の時間を楽しく過ごせる

思うんですよね。

 

私は長年、企業・従業員の

メンタルヘルス問題に携わってきました。

 

肌感覚として

仕事が楽しくないとか

会社に行きたくないという

本当の原因は人間関係にある

という人が大半です。

 

もちろん仕事とプライベートは

ちゃんと分けた方がいいと思いますが

会社を出てから家に帰るまでの間って

仕事とプライベートの中間なもんで。

 

月に何日か、数時間ぐらいは

一日の大半を一緒に過ごしている

職場の人と語らい、打ち解けることも

会社での毎日を楽しく過ごすためには

あってもいいんじゃないかな?

と、個人的には思うわけです。

 

実際、私自身、

「この人の仕事の進め方は苦手やな~」

と、思うことがあった人でも

仕事と離れたところで話をしてみると

意外と気が合う人だったりして

発見があるものです。

 

そして、私は転職を3回していますが

今でも連絡を取っているのは

過去に一緒に仕事をした人よりも

飲み会で親しくなった人の方が

多かったりします。

 

それだけ魅力的な人が多い会社に

勤めることができたということで

私はラッキーなだけかもしれませんが。

 

飲みニケーションも悪くないよな、と

こっそりネットの片隅でつぶやく次第です。