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ブログ移転しました。

お金について考える習慣

プライベートはもちろん

仕事でもお金に関わる機会が多い私です。

 

「損をしたくない」

「もっと支出を減らしたい」

「もっと増やしたい」と

いつも、いろんな方向から考えることで

初めて損をしないような

世の中はそういう仕組みになっている、と

日頃よく感じます。

 

お役所なんかは

税金は、源泉徴収という仕組みで

強制的に会社員から巻き上げてしまいます。

 

そのくせに

「あなた、確定申告したら税金が戻りますよ」

なんてことは

お役所の方からは絶対に教えてくれません。

 

それでも「確定申告しよう!」という会社員には

お役所は高いハードルを用意してくれています。

原本が必要な書類の数々。

平日休みを取って税務署に行くか

日曜もやってる特設会場に行列作るか

書類の不備で差し戻されるかもしれないけど

いつ返ってくるのかもわからない郵送に賭けるか。

 

ネットで確定申告しようとする勇者には

e-Tax」という魔窟をさらにご用意。

 

はっきり言って

「もういいや、どうせ大して戻ってこないし」

と、諦めさせる仕組みにしか見えません。

 

お役所だけではありません。

世の中のあらゆる企業のサービスが

「お金に無頓着な人」から

お金を吸い取る仕組みになっています。

 

スマホを契約すると

初期費用が安くなる代わりに

「3ヵ月目に解約すれば無料ですから」

などと言われ、半強制的に付けられる

オプションサービスの数々。

 

でも、そのまま解約を忘れて知らないうちに

月300円とか500円取られるわけで

「エコWEB明細にすれば毎月100円引きです」

というお誘いにも、疑いなく乗ってしまっていて

郵送では明細書が届かないので

300円上がったことに気付きません。

 

そういえば、WEB明細にしたところで

何円から100円引になったのか覚えてます?

 

生命保険や自動車保険だって同じ。

 

数多くの保険会社を比較して

補償内容もいろいろ検討して

ネットの口コミも参考にしながら

結構な労力をかけて契約するはず。

 

でも、改めて考えてみると

保険を使う機会ってほとんどありません。

 

保険を使う人が少ないからこそ

本来保険に入る必要のない人まで

補償が充実した保険に安く入れるわけで。

 

だからこそ、保険業界に勤める皆さんが

高収入をキープし続けられるわけです。

 

もうひとつ、ついでに

サブスクリプションも同じです。

 

「月2,800円で洋服レンタルし放題!」

買えば倍くらいする服が借り放題、

しかも飽きることなく新しい服を借りられます。

ぱっと見、素晴らしい。

でも、手元には何も残りません。

 

2,800円の服を1ヵ月以上

5,600円の服を2ヵ月以上

8,400円の服を3ヵ月以上着続けたら

少なくとも、出ていくお金としてはトントン。

 

そう考えると、1年で33,600円という

大金を使ったにもかかわらず

資産が何も残らないというのは

なかなかの出費、というか

はっきり言って無駄遣いです。

 

物を買ったり契約したりする時は

細かく金額を確認するけど

買った瞬間、忘れてしまう人たち。

つまり、お金に無頓着な人たちが

国やサービスを支えているわけです。

 

みんながみんな、ケチケチしていては

経済は回らなくなってしまうけど

もう少し、みんなが

ちゃんとお金について考える習慣がつけば

もっとより良い形で、広く

社会にお金を回すことができるのかなぁ

 

などと考えながら、日々暮らしています。